月: 2007年8月

葛飾の住宅内覧会のお知らせ

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建て主様の御厚意により、8月26日の午後、東京都葛飾区にて竣工する物件の内覧会を行えることになりました。約42坪の木造2階建ての住宅です。方形の屋根を生かし、2階はほぼ1室空間となっていて小幅板の天井がゆったりと広がっています。その中心に明いたトップライトとその廻りの4本の柱、そしてトップライトの下を上昇していくストリップ階段がアクセントとなっております。内覧希望の方は結設計のホームページよりお申し込み下さい。(柳本)


夏季休暇中

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ただいま夏季休暇中につきブログもお休みです。

再開までしばらくお待ち下さい。。。


デッサン

急に欲求にかられ、久しぶりに鉛筆でデッサンをしました。一つの物体とずっとにらめっこしていると時間がたつのは早く、その時間は日常から離れられるような気がします。最近では大人用の塗り絵が精神的な癒しの効果があるとして、一部でブームになっていると聞いたことがありますが、デッサンも似たようなものかなと思いました。

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ゴミのオブジェ

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近所のゴミ置き場に捨ててあった子供用の自転車です。何年位放置しておいたらここまでの風格になるのでしょうか。ここまでくるとただのボロい自転車というよりも、オブジェに近いものがあります。ボロボロになりながらもスタンドでまっすぐ自立しているあたりが、鉄くずにならないよう背すじを伸ばしているようで少しだけ好感が持てました。もしかすると、持ち主も同じ気持ちでなかなか捨てられずにいたのかも知れません。この自転車に乗っていた子供は何歳になったのでしょうか。(萩原)


伊藤園

伊藤園の飲み物が好きです。

ポイントは3つあって、まず他社に無い飲料開発(特に無糖分野)に意欲的です。そして「?味」とした場合他社に比べその味の再現に秀でてます。最後に自動販売機での100円率が最も高いです。最近ではりんご酢スパークリングがヒットで、決して美味とはいえませんが甘くなく後味の切れが良いので夏場スッキリしたい時には最適です。難点としては新製品があっという間に消えることですが、これは新製品の開発意欲による犠牲的部分だと思います。決して売れてないからではないはず。タリーズが伊藤園と組んだのも納得です。何を買おうか迷ったときに、一度伊藤園をお試し下さい。(柳本)


湘南の現場。

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湘南で工事していた住宅が先月末竣工しました。

現場監督さんを始め職人さんの丁寧な仕事のおかげで良い住宅が完成する事ができました。工事に関係していただいた方皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

楽しみだった漆喰の壁は、白い大きな壁に植栽の緑が映えてきれいでした。(加藤)


2007旅・GO WEST

7月半ば、連休を挟んで早めの「夏休み」をとり10日程日本を離れました。このところ上海・香港・台北などの東アジアへの旅が多かったので今年はアジア以外の文化圏に行きたいと思い、(一応)イスラム圏のイスタンブールと12年ぶり2度目のパリへ。学生の頃に1ヵ月近く欧州の建築を見て回った時、旅の後半に訪れたパリは旅の疲労から思うように歩けず悔いが残っていました。今回はそのリベンジと、混沌としたアジアの真逆をいくなら都市計画の象徴・パリかなと。一方、アジア大陸とヨーロッパ大陸の接点であると同時にキリスト文化とイスラム文化の接点であるイスタンブール。日本とパリと異文化な三国それぞれの「今」が体験できておもしろいだろうと考えたのです。イスタンブールの中でもハギア・ソフィアは見たいと思い続けていた建物の一つでした。ビザンチンからオスマントルコへと支配が変わり改宗による改修を受けながらも取り壊されずに生き長らえたのはこの建物の圧倒的なスケールと美しさに依るものでしょう。歴史的な変遷の中で数奇な運命を享受してきた祈りの空間。キリストのモザイク画とイスラムの神の名を刻む円板が同居する中、中央上部の大きなドームを取り囲む小さな窓から光が差し込む様はまるで地上の闇を照らす天界の光のよう。現在は博物館でありながも神聖さを失わない、この偉大なる建物が経て来た1500年という時間と歴史に思いを馳せながら歩きました。

美しさにシビレたパリの報告は次回に。。。(中嶋)

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ミネアポリス橋崩落ニュース

8月2日のニュースでアメリカミネアポリスでミシシッピー川に架かる高速道路の橋が崩落し、50台以上の車両が水中に転落したという記事を読みました。

相変わらず帰宅が午前様近くだったのでテレビでは見ることができずよくわかりませんが、これだけ全面的に橋が崩落したのは見たことが無い気がします。阪神大震災でも倒れることはあっても全面的に崩落してはいなかった気がします。このような崩れ方は何か構造上あるいは工事上勘違い的大きなミスがありそれがかなりキーポイントの部分であったのではないかととても気になりました。

今、世の中金融や投資など川上志向の傾向があり現場がかなり軽んじられているというかうまくいって当然という風潮があります。形式的管理だけが強化され川上の皺を現場で吸収させようとし、しかるべきケアは十分ではありません。いつか大事故に繋がらなければよいがと気になっていました.

そうしたら柏崎の原子力発電所やミネアポリスの考えられない事故が生じました。これがこれから連続して生じる事故の起き始めで無ければいいが、とつい自分の頭のハエすら追い払えずにまごまごしているのに余計な心配をしてしまいました。(藤原)


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久しぶりに建築金物の話題です。普段あまり目にしない金物ですね。富士山型で取り付いているのは屋根でしょうか・・・。実はこの金物は雪止め金物と言って屋根に積もった雪がまとまって滑り落ちない様にする為の金物です。他にも色々な種類があるのですが、大概の屋根には取り付けてあります。関東地方ではそれ程雪が積もる事は無く、滑り落ちる事もほとんどありませんがやはり万一お隣さんの敷地に落として迷惑をかけるとか、下に停めてある車に落ちて凹んだとかそういった事故にならないよう取り付けてあります。転ばぬ先の杖ですね。何事にもこう言った準備や配慮が必要なのだろうと思います。梅雨も空け、夏真っ盛りのこの時期に何故話題にするのでしょうか?たまたま話題が無かったとも言えますが、今だからこそ忘れてはいけない話題なのだと思います。家を計画する時は特にその半年後の事を意識する様にするとより満足のできる計画になる様です。

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ご静聴ありがとうございました。(石井)