月: 2006年8月

大地

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現在計画進行中の住宅の敷地に以前建っていた建物の解体が終わったので、現場へ行ってきました。敷地はきれいにならされていて、それを見たときにここも大地の一部なのだということを感じました。それは当然のことなのですが、建物の密集する都市部では真っさらな何もない地表を見る機会は意外にありません。建築が他のものづくり、たとえばコップなどと違うのは遠く果てまでつながった大地の上につくることだ、と以前どこかで聞いた話を思い出しました。(大庭)


現場確認

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建築中の建物の屋上からの眺めです。

2階建から4階建への建て替えで、周りはビルやマンションに囲まれている為、今までは見えなかった花火を見られるかどうかの確認に行きました。来年からは建主さんも音だけでなく、目でも楽しむことが出来るようになったのでほっとしています。あくまでも現場確認という仕事の一環ですし、一人で楽しむのも気が引けたので2本しかビールは飲みませんでした。(萩原)


昼休みにふらっと皇居に行ってきました。梅雨も明け、蝉の鳴き声も全開でした。蝉の声は明らかに内堀通りを歩いている時の車の騒音よりも音量は大きいのですが不思議と人の話し声は容易に聞こえてきます。思えば、ちょっとしたエアコンの音で人の声がとても聞き取りにくいこともあります。耳障りな音というのは音量ではなく、周波数や残響、倍音成分などで決まり、個人差があるようです。あるものが五月蠅くないかを判断する時、単純にdBのみで判断すると痛い目に遭うのでしょう。

ところで下の写真は石積みの擁壁です。見事な眠らせ具合でどれほどの手間をかけたのか、ただただ感心するばかりでした。(柳本)

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