月: 2006年8月
最善の防犯装置は地域コミニティー
隣近所が親しく常に挨拶を交し合っていた時代は、不審者がすぐわかり犯罪は殆ど起こりませんでした。最近はその近所の目がうっとうしくなりお互い見て見ぬふりし関心も持たず、挨拶すらしない方も増えています。地域によっては隣の人の顔すら知らないというところも少なくありません。そのため不審者かどうかすら判別できない地域も増えてきています。マンションなどはその典型かもしれません。しかもプライバシーを大事にする傾向が強くなり、往来や隣から庭や家の中を隠そうとする傾向にあります。そのため一度不審者が敷地内に入ってしまうと誰も気がつかない状態の構造の住宅街も増えています。最善の防犯装置の地域コミュニテイーが消失しつつある状況では犯罪は増えて仕方ないのかもしれません。
今回の“打倒警備会社プロジェクト”の目的のひとつにこれまでのうっとうしい古い地域コミュニティーから防犯を支えあう新しい形の地域コミュニティーを作り出そうという意図もあります。その話は次回に。(藤原)
小旅行”ドッグスパ”
途方にくれて・・・どころか。
基礎を支える
我が家2
3月に現在の住いに越してからずっとカーテンの無い生活を送ってきましたが、さすがに8月の日差しがダイレクトに入って部屋がサウナ状態になる為、ホームセンターでよしずを買ってきました。このよしず90cmx180cmで198円。かなりお買い得です。風を通し、日差しは遮るが必要な光は入る。窓の外に付ければ遮熱効果も上がります。昔からなくならずに現代まで使われ続けているのには納得がいきます。
このアパートには各部屋に給気口があります。この給気口は小動物の格好の巣になるらしく、以前スズメが巣を作ろうとしていましたが、私が夜遅くに帰ってきてはテレビを見たり酒を飲んだりしていたらいなくなりました。つい先日には、コウモリが5匹程集まっていました。網が室内側に張ってある為、中には入って来ませんが丸見えです。さすがに衛生面や糞の臭いが嫌だったので、とりあえず夏っぽい感じの香水をシュッとかけてあげたところ、ひとしきり動きが激しくなった後いなくなっていました。超音波だけかと思ったら相当鼻も利くようです。それとも洞窟などのじめっとした所が好みのようなので爽やかな感じが苦手だったのでしょうか。(萩原)
内覧会報告
去る8月20日、阿佐ヶ谷にてオープンハウスを行いました。かなり暑い日でしたが、午前の家づくりの会の見学会を含め、大勢の方に見に来て頂きました。ご来場頂いた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。また、当日の様子を自らのブログに書いて頂いた吉村様には重ねてお礼申し上げます。そしてなによりも今回のオープンハウスを快く承諾して頂いた建築主の御家族と、なんとか工事を間に合わせてくれた(一部残っていたものの)工務店、職人の皆様には心より感謝しております。
蛇足ですが、オープンハウスの日にまた一つ歳を取りました。姪の成長振りでも見ないと自分の時間の経過を忘れてしまいます。1年経ったと実感できる日々を送りたいものです。(柳本)
基礎とホールダウン金物
とうきょうときょうと
レンガ敷きの庭
先月末、結設計HPで7月に掲載させて頂いた「北からの館」に1年点検として伺いました。外壁のレンガはカナダから船便で運び込む為コンテナでの搬入になったのですが工事の際にレンガが1コンテナ分余ってしまいました。処分するにも費用がかかりますし何よりもせっかくのレンガを無駄に処分するのももったいない。そこで建主さんの意向もあって外構に利用することになりました。レンガにはセメントを詰め鉄筋を通す為の穴があいていて地面に埋めると穴の部分をデザインのように見せることができます。引渡し当初はレンガ敷きだけでしたが、その後花壇の縁に枕木を用いたハーブ庭園にされたそうです。
想定外に余ったレンガでしたが有効にかつ巧みに利用することで庭園として生まれ変わった景色を引渡しから1年経てどこかホッと安心したような気持ちで眺めました。(中嶋)