月: 2006年8月
雨の日のおすすめスポット
住宅警備会社がなぜ住宅に侵入する前に警備活動をしないのか?
普通は窓の中の障子の縁にマグネット等を付けていてそれが離れたときに異常を知らせる仕組みになっています。あるいは内部の壁等の人感センサー等でキャッチして知らせます。これらは内部にしかつけられません。外部に取り付けると雨や湿気あるいは猫、鳥、昆虫等で誤作動が起こるからです。警備会社も誤作動でいちいち呼びつけられてはたまらないので外部までは警備の対象にしたくないのです。
色々なメーカーのセンサー付きの警備用品の殆どが内部用です。外部用もありますが極めて高額で取り付け方も厳しく限定されます。
確かに外部も警備してくれる会社もあります。その場合店舗等を対象にしていて極めて高額の保障料となります。誤作動の呼び出しだけでなく取り付ける機器も高額だからです。
だから家の外は警備会社は警備したがらないのです。(藤原)
事務所にて
FLAT N ASAGAYA
7月31日の市川の家で紹介された小幅板の吸音天井を施工している写真です。左上に見えている白い部分はパーフェクトバリアという断熱材でこれが吸音効果をもたらします。全体に見える黒い部分は不織布でこれは野縁とパーフェクトバリアを隠すためのものです。そして1枚ずつ丁寧に張られているのが赤松の小幅板です。正確なピッチで綺麗に張っていくのはとても大変な作業で大工さんの顔は笑っていても目が笑っていないことはしばしばあります。それでも仕上がったときの美しさは苦労して頂いた甲斐が十分あるものだと確信できます。この天井に限らず、常に作業をして頂く方の苦労に見合った結果を残せる設計をしていきたいものです。
尚、この物件で8月20日にオープンハウスを行います。興味のある方は結設計までお問い合わせ下さい。(柳本)
住所:地番?住居表示?
住所は2つある場合があります。
この2つの住所とは「地番」と「住居表示」です。家を建てようとしたとき戸惑うところだと思います。
敷地が、所轄する行政庁で住居表示に関する条例が定められている場所である場合は住所が2つあります。分かりにくいのは、住居表示している区域としていない区域が混在するということです。住居表示をする区域に定められていない場合は地番だけが住所になります。
地番は、「土地の番号」で、土地の所有権を明解にするために付けられたものです。よって土地の登記簿などには地番が用いられています。
新しく市街地が出来たり道路の新設など、様々な事情で土地が分筆・合筆され、欠番や枝番ができると、建物の所在が分かりにくくなります。そこで、住居表示が出てきます。
住居表示は、まず行政庁(市役所等)が道路、河川、鉄道その他恒久的な施設等によって区切った区域に「街区符号」を、街区の角等から一定間隔(10mずつ等)に区切って「住居番号」をそれぞれ割り振ります。そして、建物の出入口(門・玄関等)の位置によって各々の建物の住居番号、つまり住居表示が決まります。
■■○丁目(町名)□番(街区符号)XX号(住居番号)
出入口の位置が確定していない(建物が建っていない)と住居表示は付きません。又、今まで住んでいた家の建て替えをした場合にも、出入口の位置が変わった場合は住居表示が変わる場合があります。
建物完成後(行政庁によっては完成までに)住居表示の届けを出して行政庁が番号を割り振るまで住居表示は確定しません。
そのため、設計・工事中に使う住所は地番を使います。(加藤)
シンボルツリー
なぜ打倒警備会社と命名するか
なぜ打倒警備会社と命名するか。
スピード違反取締りの“ネズミ捕り”的やり口が嫌いだからです。犯罪を犯すのを待って取り締まるより犯罪を犯させない手を打つほうがいいと思うからです。今の警備会社の住宅警備契約は家の中に入って来てから警備会社が動き始めます。そのときはすでにガラス等は割られています。警備会社の監視員が来た時はすでに一仕事終えて逃亡してしまっていることが多いのです。出来れば家の中に侵入する前に防いで欲しいと思いません?なぜそうしないとおもいます?
その回答は又次回に。
縁の下の力持ち
今日は杭工事の現場報告です。写真は杭の先端部分です。支持層に到達させる為にさらに倍の長さの鋼管が溶接されます。羽根状の先端部が回転しながら、地表を荒らすことなく、直径40cmの穴を垂直に支持層まで掘っていきます。杭が打ち込まれた部分は土が埋め戻され、おへそのような窪みが出来ている程度で、その下にそんなに長い鉄の棒が突き刺さっているとは一見するだけでは想像できません。「縁の下の力持ち」という言葉は「土台」からきたそうですが、現代では杭がそれにあたるのかもしれません。(青島)