月: 2006年12月

欲しい具体的機器類と試みた機器

前回のブログを読んでいくつか情報を寄せていただきありがとうございました。

その中から一つ赤外線で感知して携帯にメールで写真を送ってくれる機器の情報をご紹介します。

http://panasonic.biz/netsys/netwkcam/lineup/hcm371.html

ここのカメラは約3万円程です。実際取り付けて試してみたらそこそこ使えるとのことでした。連絡を受け画像確認だけに活用し、音声発生は別に考えて電話等を活用して防犯とするにはいいかもしれません。ちょっと研究してみたいと思います。(藤原)


仲見世通り

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仲見世通りです。看板を見ているだけでおめでたいような・・・歩いているだけで年の瀬を感じてしまうような・・・わくわくする場所です。通りを歩いていると様々な土産物が目に付きますが、今更ながら木刀やアイドル写真、少年・少女物キャラクターの玩具など一体どんな訳でここに並んでいるのだろうかとふと疑問に思ってしまいます。同じ物を鎌倉・京都・奈良・日光・確か成田空港でも見掛けた気がします。それぞれの特産・名産はやはりその地方で売られていますが、こうも日本中で見掛けるという事は日本が誇る代表的土産物は木刀やアイドル写真なのかもしれません。現場帰りの楽しい散歩便りでした。(石井)


裏口ですが・・・

国立西洋美術館の搬入口の門扉です。建物の裏手にあるのですが、シンプルでありながら、そっけないわけでもないデザインに目を惹かれました。正面からも歩きながらも、見られることを意識したデザインになっています。シンプルで美しいものは、単純な部材をうまく使っていることが多く、完成した姿をみるとなんの変哲もないのですが、いざ自分でやろうすると難しく・・・ひらめきや発想の転換ができる柔らかい頭でいたいものです。(青島)


最近友人と鍋をする機会がありました。鍋は当然何人かで同じ鍋を囲んで食べるわけですが、この何人かで向かい合って同じ食事をするというときに、部屋というか「囲い」というものの必要性を本能的に感じてしまいます。その集まる人が家族であれば、それは「家」ということになるのかなと思います。部屋の真ん中にコタツと鍋。これは冬場、共同体意識を生む最強の布陣かもしれません。(大庭)


無い方がよいもの、無くても良いもの、あった方が良いもの

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上の写真は階段室の照明です。廻り階段の間仕切りの壁を一部欠き込んで照明を取り付けています。照明カバーは私の手製のもので竣工後1ヶ月以上経ってようやく取り付けました。竣工当初はぱっと見てカバーが無い状態でも見た目がすっきりして問題なかったので、別に無くても良いかという話になっていました。ただ、付けた方が良くなるのであればと思い、無駄を覚悟で作って持って行きましたが・・・やはり付けた方が良いと思いました。設計をしていると色々なことをやりたがるのですが、改めて考えると実際には無い方がよいもの、別に無くても良いもの、やはりあった方が良いものがあります。ちょっとしたことでも、その辺をを見極めるのが意匠の難しいところだなと感じました。(萩原)


気付かぬための気遣い

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写真を見て何か違和感を感じるでしょうか。

実は一般的な玄関ドアの内観にある何かがありません。

実はこの事例はその何かを隠すために今まで使ったことの無い金物を採用したのですが、上手く機能してくれなかったためにこれからその何かをつけなければなりません。

今回のこの部分に関しては失敗したものの、このように恐らくぱっと見たときには気付かないであろうことに気を使うことが設計の楽しみの一つです。(柳本)


屋根の上

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監理業務で、工事中の屋根の上に上がり防水のチェックや屋根材の葺き具合を確認します。その時見る屋根の上からの風景は、家の窓を通して見る風景と違いますね。

開放感が抜群だからでしょうね。屋根工事期間限定のちょっと得した気分です。(加藤)


現場の醍醐味

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先月末、「玉川の家」が竣工しました。一緒に仕事をするのは初めてとなる地元の工務店さんでしたが仕事熱心な現場監督さんを始め職人さんの丁寧な仕事のおかげで近所でも評価の高い家が出来ました。大工の棟梁はいつも穏やかで、他の職人さんが作業上「これは無理だよ」と悩まれる中で「大丈夫。なんとかなるよ」と言って問題をクリアにしてくれました。ピリリとした現場の緊張感も棟梁の「なんとかなるよ」の一言で空気が変わります。この「空気」は現場において非常に重要で、初めは批判的な意見の多かった職人さんも現場が進むにつれ多少の問題があっても積極的に問題解決に協力してくれるようになります。現場を監理していて一番の喜びは現場の職人さんが誇りをもって仕事に向かってくれたときです。最初は「出来ない」と背を向けられていた職人さんが最後には「いい具合だろう?」と誇らしげに笑ってくれた時、仕上りの出来映え以上に嬉しくなります。今回もそんな場面が幾度かありました。また週末毎にお茶を差し入れて下さった建主さんのお心遣いも現場の「空気」作りには非常にありがたい存在でした。「一緒に作り上げる喜び」が建築の一番の醍醐味なのだと今更ながら改めて気づかせてくれた現場になりました。皆さんに感謝!です。(中嶋)


現段階での実現性

面白みも色気もないと評判のよくないこの防犯ブログを続けていて、数人の方からもうそのような装置は出来ているんじゃない?とよく言われます。確かに一つ一つの装置はあります。それを組み合わせれば簡単じゃない、と思われるみたいです。ところがどっこいそう簡単にはいかないという問題点を今日はのべてみます。

まず筆頭に全体で価格を20?30万円以内で抑えたいこと。その程度の予算なら格子をつけたり、防犯ガラスにしたり、又シャッターをつけるという建築仕様のやりくりで捻出できそうな額なのです。

不審者を感知する外部センサー、外部カメラ、映像を携帯に送る装置、携帯から送られた信号で音声やベルを発生させる装置、夜間用ライト等が必要で、それらで建物周囲を警戒させるとなると現状では最低60?80万円位します(機器類の専門家でない僕の集めた情報の範囲内では)。次にカメラの映像を携帯に直接発信しようとするとその装置自身が電話番号かメールアドレスを必要とし、月々基本料金で最低1000円?1500円が永遠にかかります。既存のフォーマの防犯システムですと7?8000/月かかるようです。これを何とか自宅のパソコンのアドレスを活用して内線機能の範囲内で稼動させ基本料金(ランニングコスト)の掛からないものにしたいのです。

それと機器類は建物周囲すべてを網羅しないと防犯の意味がないのでカメラとセンサー、ライト、スピーカー等機器類はそれぞれ最低2?4個を必要とします。それらを単独で活用するのでも、組み合わせてでもかまいませんが全体で矛盾なく作動しないと防犯の機能を果たしません。その総合的制御がカメラはカメラメーカー、ライトは照明器具メーカー、スピーカーは音響メーカー、センサーは電気メーカーとそれぞれ自分の製品だけ売ろうとし相性が悪く予想以上に難しいのです。

メーカーに何度か提案しましたが総合性を持たせようとすると複雑になりクレームが多発し、よその製品のクレームまで受けることになりそれを恐れてか単独の機器類しか開発しようとしません。またそれでというよりその方が余計に数が売れ、無理に困難な状況に立ち入らない方が賢明と考えているのです。

このプロジェクトは単に 打倒!警備会社だけでなく、打倒!保身主義的機器メーカーでもあるのです。どうかこの防犯ブログを読みこのプロジェクトの達成に役立つ安い製品、ソフト構築のシステムエンジニアの方の知恵、その他アドバイス等々の情報をお寄せいただけないでしょうか。建築の一設計者の力だけでは達成は程遠く、世の中の不審者は待ってくれることなく益々増え続けているようです。あれつい力が入り長くなりすぎちゃった。ごめんなさい。藤原


はるひの舎

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結設計のホームページを更新しました。

設計事例に「はるひの舎」を追加しました。

都心から1時間ほどの郊外戸建て団地内の一画で、その外には未だ自然の野山も残るとても良好な環境に建つ2世帯住宅です。

是非ご覧下さい。