
藤沢の家の増築工事の現場に行ってきました。大工工事が進んでいます。2階は、勾配天井の板張り(レッドシダー)の施工が終了しました。
1階も天井の石膏ボード張りは終了。この後の内部大工工事は、壁の石膏ボード張りと階段等ですね。

バルコニー下ポーチ部分の軒天も板張りです。色合いも良い感じなので、塗装はクリア塗装にします。無垢材なので経年変化でだんだん色が濃くなっていきます。
天気が続いてくれれば、来週再来週で外壁のサイディングも進みそうです。(加藤)
藤沢の家の増築工事の現場に行ってきました。大工工事が進んでいます。2階は、勾配天井の板張り(レッドシダー)の施工が終了しました。
1階も天井の石膏ボード張りは終了。この後の内部大工工事は、壁の石膏ボード張りと階段等ですね。
バルコニー下ポーチ部分の軒天も板張りです。色合いも良い感じなので、塗装はクリア塗装にします。無垢材なので経年変化でだんだん色が濃くなっていきます。
天気が続いてくれれば、来週再来週で外壁のサイディングも進みそうです。(加藤)
コロナ禍で始まったリモートワークは、社会の形態として今後定着していくと予想されます。しかし、現状の住宅はそれを想定していないため、様々な不具合が生じているようです。仮にスペースに余裕があっても、仕事への切り替えが、本人だけでなく家族も含めてかなりの協力がないと難しく、オンライン対応もあり会社の管理する側も放置できない面も生じてきます。そこで住居部分とは切り離し庭先に置ける小さな専用のオフィスを提案します。コロナ禍で生活スタイルが変わっていきそうです。とりあえず、庭先オフィスでテレワークに対応し、店舗やゆくゆくこれを気に入った土地に移設建て増しして別荘に、はたまた戸建て住宅に変遷させてはいかがでしょう。次回はガレージオフィスの提案を予定しています。
「庭先オフィス4.5」の特徴(内容は平面図3種参照)
「庭先オフィス4.5」を考えたい方は問い合わせフォームよりご連絡下さい。
「庭先オフィス4.5」の建築的基本仕様
コロナ禍の中ステイホーム、自宅テレワークも飽きて、アウトドアが盛んです。シルバーウイーク初日に長野県のキャンプ場の、テント間の通り道すら確保できているか疑わしいほど、おびただしい数のテント風景がテレビに映し出されていました。その翌日、親世帯の住まいを離れとして増築された建物の引渡しに伺ったところ、離れと母屋の間に大き目のキャンプ用家族テントが張られていました。これなら渋滞を経て混雑したキャンプ場に行く必要はなさそうです。
市街化調整区域の敷地でもあったので、数年前に余裕を持って土地を購入され、開発行為を経て、母屋を建て、今回はその一角に平屋の離れを建てられました。母屋も設計事例でまだ紹介されてないまま、離れのブログ紹介をしてみたくなったのは、工務店さんの献身的協力もあって予想以上の出来栄えだったものですから紹介したくなりました。ご両親の意向もあり小さく質素に建てたいとのことでした。
離れが建つと敷地が窮屈になりかねないので、そうならないよう、駐車場含め、母屋に悪影響与えずかつ双方が引き立つ絶妙な配置を狙いました。
母屋から離れの食堂やキッチンの様子が適度な距離で、双方から様子が伺うことができるようにしています。今回その間にテントを張られていました。
内部はあっさりとした素材で、所々に気持ちよい視界を用意いたしました。南側隣地が1.5mほど低い点と市街化調整区域であることから、見晴らしの良さと、容易には他の建物が建てにくい特性を活用し、玄関から入った南側の風景をフィックス窓で借景として広がりを取り込みました。
右がプライベート空間の洗面バストイレ、寝室へと続き、左がリビングダイニングとなります。洗面脱衣室も車椅子にも対応でき、トイレも脱衣室と寝室双方から入れる配慮をしています。母屋との関係上寝室が道路寄りにせざるを得なくせめて駐車場で距離を稼ぎ、窓にもシャッターを設け、できる範囲の音対策をしています。
食堂の窓は母屋の様子と南側の田園風景を取り込むように、コーナーガラス窓にしています。
洋室のリビングながら、下足入れの天板を延長し、収納量を確保しつつ、敢えて和の手法を活用して、壁の角を丸くするなど、素材は一般的でも形態を工夫して、柔らく見せる洞床風の飾り棚としてみました。
内部の主だった照明はテープライトの間接照明にして、単純な空間であってもそれなりの華やかさも演出できる工夫をしてみました。
アウトドアもこんな庭先キャンプなら、手軽にできて、ステイホームの息抜きになるのかも、と思えました。
「東屋・コーナーフリー」の実費提供
風通し良い外部空間ながら室内的雰囲気の「東屋・コーナーフリー」とは?
私たちはこれまで、建築とは外部から遮断された温熱環境を確保した内部空間を有するもの、という囚われを持っていました。しかし建築基準法上、建築とは屋根を有するものという規定があり、必ずしも壁で内部空間化されたもの、という規定はありません。先日ある建主さんに、庭に東屋を考えているというお話を伺い、そうか東屋も立派な建築なのだと改めて気づかされました。
今日のコロナ禍で、三密を避ける風通しの良い、他者との応対の場の必要性が生じてきたように思われます。囲われ感があって内部的雰囲気を持ちつつ開放的な外部空間として、外部客席や応接場所、休憩所やキャンプ場の涼み処などへの、私たちなりの提案です。通常の東屋は四阿とも言われ、下の公園の写真のように四隅の柱に屋根が載っているものが多いようです。
私たちが提案するのは下のパースのような東屋です。独り善がりかもしれませんが、山椒は小粒でピリリと辛い、私等故の提案にしたいと考えています。
「東屋・コーナーフリー」の特徴
「東屋・コーナーフリー」を考えたい方、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。
「東屋・コーナーフリー」の建築的仕様
「水害の度に繰り返す、床上浸水に対応できる「ピロティー建築」の提案
写真は、集中豪雨で北側隣地から雨水が流れてきても、そのまま住まいの下を抵抗なく南側の小川に流れていくよう配慮した軽井沢の山荘です。(事例参照)
最近集中豪雨や大型の雨台風のたびに洪水が発生し、被害に遭われているニュースが放映され、その翌日は床上浸水の後始末で途方に暮れる映像が流れます。自分も昔、借りていた一階の事務所の前の暗渠の小川が氾濫して、50センチ程度でしたが、床上浸水になり、その後始末に「もう嫌だ!」と思って、引っ越した経験があります。
下の写真が山荘の南側の形状で、抵抗なく流れて来るだろうことが分かります。
今日、異常気象による集中豪雨や水害でこれまでの堤防等では対応しきれないところが多くなってきているようです。各地のハザードマップには、洪水が予測される地域がかなりの面積で示されています。しかしその土地から簡単には離れられない方も多いでしょうから、せめて洪水が起こってから後始末を考えるのではなく、洪水が起こることを前提とした家づくりを考えませんか、という提案です。下の写真は川の傍の裏手が傾斜した道路になっている敷地で、洪水になっても大丈夫なように、一階を駐車場や外物置等にした住宅です。
ピロティ―建築として共通して配慮すべきこと
上の写真は設計事例にもある、一不異二亭という山荘です。敷地は傾斜していましたが、居住階は道路レベルにあり、敷地は造成せず、基礎を橋脚のようにコンクリートで持ち上げて、薪置き場や作業場にした山荘です。
原則は建物敷地を安全な高さまで高くしておくことですが、そのために擁壁を設けて盛り土で造成するとなると、多額の費用を要する割に、他にメリットがなく、鉄筋コンクリート造の基礎を持ち上げた方が費用も少なくメリットがあります。老いてくると、階段の上り下りが辛くなるのでは、と心配されますが、これまでの経験では普段から日常的に階段の上り下りをしている方の方が、足腰が鍛えられ丈夫で過ごされていることが多い傾向にあります。心配な方はゆっくりしたスロープか、ホームエレベーターを設置できるようにしておくと、いざとなったら200万円ほどの費用で容易な乗降ができる、という安心感があります。ホームエレベーターは最初に計画だけはしておかないと、後からの計画では思った以上の費用増と法的に困難を伴うことがあります。
ピロティー建築の実現を検討してみたい方に
ピロティー建築の提案はどんな用途のどんな間取りの建築でも可能です。そのため仕様や価格を設定した規格型の建築としては用意していません。状況によっては致命的ともなる、考慮すべきことが多くあり、あくまでオーダー建築として、建てたい方の意向を伺って、敷地状況に合わせて設計をする必要があります。考えてみたい方はお問い合わせフォームからご連絡をください。ちなみに一不異二亭の工事費は2200万円でした。
その他の事例
城ヶ崎の海岸の岩場の中に、長い年月削られて丸みを帯びた石がゴロゴロあります。
コロナ禍で、世界中の人が、自分の生活や仕事を改めて見つめ直す機会を持った方が少なくないかと思われます。先日難民救済の船舶を救済活動しているNGOに寄贈した、覆面ストリートアーティストのバンクシーが医療従事者に感謝を込めて送った絵についての解説を聞きました。医療従事者を讃えながら、それでもいずれその医療従事者への感謝も社会は忘れていくのでは、という彼なりの社会風刺を込めた、彼でないと描けない絵でした。
私達も、何ができるのか、何をしたいのか考えてみました。
建築で納得できない事情やこだわりを持つ方の意を汲んで、私達ゆえに可能な解決策を提案していくことは、生業としてこれまで通り、続けることに変わりありません。このコロナ禍の経験で、むしろ他者と会って共感しあうことは、職業としてだけでなく、生きていることを感じさせる意味でも、いかに貴重であるか身にしみて感じさせられ、改めて大事にしていこうと思います。
しかし今日の空き家の多くなった社会では、とにかく建てるだけの建築要望に応えることは他に適切な方々が多くおり、私たちの出る幕ではないように思われます。
私たちは、一般の方々がこれまでの建築の常識から、要望として殆ど考えてもみもしなかったようなことをも気付き・喚起できるよう、私達なりに、社会と時代にあった新たな建築や活用の仕方を、些細なことから地域づくりのようなことまで、勝手に提案していこようかと思います。それと私どもが提案するからには、地球温暖化による異常気象に抗うべく、二酸化炭素吸収固定に通常建築の数倍貢献するFSU工法の告知や普及の、バンクシーの風刺ではないですが、願いを込めつつ提案していこうと思います。
そのためには通常業務の傍ら、誰も求めていないかもしれないが、少しでも建築への発想を広げるヒントになりそうな、分かっていそうで気づかなかったような建築の有り様や考え方を、「気付き提案」として実現方法まで含めてホームページ等で積極的に提案していくつもりです。そして共感を得られた方の求めに応じて、実際に提供もしていきます。(参照ブログ、コロナ禍4:別荘の見直し、コロナ禍5:変革待ったなし効果、の実践版です。)
まずは、最近のコロナ禍や異常気象等で毎年の災害多発や変化の激しい社会に対応する建築の一つの考え方を、「気付き提案」として次回から一つずつ取り上げていこうと思います。
「気付き提案」予定
1、 水害の度に繰り返す床上浸水に対応できるピロティー建築
2、 風通し良い外部空間ながら内部的雰囲気を持つ東屋風屋外客席
3、 東屋を変貌させた方丈の庭先オフィス又は書斎
4、 各種ガレージ上オフィスや店舗
5、 移築や部材再使用容易でリモート用オフィスにもなるミニマム別荘
6、 予想されている大地震での津波対応への一提案としての超高層集合住宅
なぜか、直径90センチほどの完全な球体となっているのに、外に出れずじっと潜んでいる石もありました。
藤沢の家の子世帯の住まい=増築棟上棟しました。20年近く前に設計した「藤沢の家」に増築です。正面に見える木の骨組みが増築部分で、右側が既存建物です。写真でクレーン車の手前に積んであるパネル状のものは、屋根下地のパネルです。
垂木先端は鼻隠し下地のために加工がしてありました。最終的には見えなくなる部分ですがきれいでした。軒先は低く抑え屋根の出を大きくすることで、夏期の日射をカットします。
2階から東方向を見たところ。既存建物の窓が見えますがここに増築建物との接続部分を造ります。
屋根の上を見たところ。真ん中に見えるのが棟木です。棟木の先に見えるのが既存建物の屋根。
垂木に屋根下地パネルを留めていきます。 屋根下地パネルには、野地板に通気層と断熱材がセットされています。
屋根を下から見たところ。屋根下地パネルは断熱材もセットされているので、屋根下地パネルが施工完了すると同時に屋根の断熱材工事も完了です。
この日は、屋根パネルまで施工完了しました。
上棟するとわくわくしますね 。楽しく安全にいきましょう。(加藤)
長い梅雨が明けた途端に生命にかかわる暑さを感じる夏がやってきています。
『氷川台の家』がお引渡しとなり、1ヵ月が経ちました。お披露目会の時期には心地よい気候になっているのではないでしょうか。
実際お披露目する前に『氷川台の家』を少々ご案内させていただきます。
4mの崖のうえから迫り出るその建物の出で立ちは、静かに周囲と馴染みながら悠々とした存在感を放ちながらそびえ立っています。
現在建っている場所は、計画開始時には候補にもあがらなかった土地でした。物置が建っていたその土地を建築地として見つけ出し、いくつもの関門を乗り越えた末に、ようやく着工することができました。土地の状況と条件により、着工に至るまでの申請は厳しい場合もありますが、難しいからこそ挑みたくなるのが技術者の性です。完成をむかえるまでに様々な物語がうまれた、思い入れのある建物となりました。
高台に建つその家は、都内とは思えない絶景でリビングダイニングに感動と心地よさを演出しています。外部環境を上手に生かすことは、これから始まる生活に四季の彩りを与えてくれます。
キッチンに立つ奥様の目線にも入る木々の緑は、家事の合間にちょっとホッとできる瞬間をつくってくれるかもしれません。キッチンに立つ風景は・・・↓
壁の厚みを利用した”床の間風座敷飾り”は、4.5畳の和室で視線が集まる場所になりました。これから掛け軸をかけることで、ぐっと引き締まる部屋となります。
バルコニー外壁部にある小校張りは、左官の外壁のアクセントとなり、新緑の木々のなかでとてもよい存在感があります。(写真で見るより現物の方がはるかに綺麗です)
その他ご紹介したいポイントはいくつもありますが、もしご興味がある方は是非実物を見ながらご案内できたらと考えています。
お施主様のご厚意による開催、また現在感染者が増加しているコロナウィルスへの対策として、先着による少人数のご案内方法とさせていただきます。
お披露目日:2020年10月3日(土) 13:00~16:00
氷川台の家:東京都練馬区
上記時間のなかで、30分~1時間程度を目安にご案内いたします。
是非気持ちのいい空間を体感してみてください。
見学希望の方は、ホームページのお問合せ または
に、お名前・連絡先をご記入のうえ、お気軽にご連絡ください。
万が一、上記開催日時に都合が合わない場合は、別途いくつかの候補希望日時を上記連絡方法にてお知らせください。
※新型コロナの感染対策として、ご来場の際はマスクの着用をお願い致します。(岡坂)
前回、元気がないアップルミントの話をしました。なにせ植物栽培では全くの初心者ですから、周りのアドバイザーの方々のご指導を聞いて、鉢を水はけの良い小さいものに替えてみました。前回のブログ写真と比較していただくとわかりますが、身の丈にあった鉢にしただけで、見た感じがだいぶ違うものですね。やっぱり器がものを言うのでしょうか。そしてネットで調べてみたら、スペアミントもアップルミントもどうも湿潤な土地がいいとあるので、一部のアドバイザーの指導には背いて、鉢に適度に湿り気を多くするようにしてみました。どうやら元気を回復しそうです。
オレガノは元気で、その先端にはどうも花芽らしきものが付いていて、どんな花が咲くか楽しみです。葉が小さいのでまだ摘んでティーにするにはかわいそうな気がして我慢しています。
スペアミントはとても元気なんですが、葉をよく見ると一部に白い斑点があり、何かの病気なのか気になっています。わかる方いたら教えていただきたいです。
リモートワークの息抜きにはちょうどよく、週二、三回、葉を5、6枚摘まんできて、生葉のハーブティーにして楽しんでいます。(藤原)